念願の水中カメラデビュー!でもピントがずれたり、手ブレしたり、理想の色合いが出なかったり・・・なかなか思い通りに撮影できず、もどかしい思いをするのは誰もが通る道。そこで今回は水中カメラ初心者なら知っておきたい撮影のコツを、6つに厳選してまとめました。

この記事の目次

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1.事前に水中モードを確認しておく

水中で撮影する前に、地上でカメラの水中モードを試しておくと◎。マクロとワイドではどの程度倍率が変わるのか、マクロはどのくらいの距離で撮るとピントが合いやすいのかなど確認しておくと、本番で落ち着いて撮影できるようになるでしょう。

また慣れるまでは初期設定のまま撮ることをおすすめします。
たとえば倍率を上げて撮影すると画質が荒くなったり、ピントが合いにくくなりがち。後ほどトリミング(部分切り取り)をするほうが綺麗に残せるでしょう。

2.肩のチカラを抜く

いい写真を撮ろう!と意気込んでいると、身体の各部にもチカラが入り殺気立ってしまうもの。すると呼吸が荒くなったり、頑張ってキックしても進みにくかったり…なにより、魚は殺気に敏感。すぐに逃げられてしまいます。
そんなときは肩のチカラを抜くことを意識しましょう。深呼吸をして、肩を大きく回してみてもいいですね。これだけで手ブレや殺気をかなり軽減できますよ。

3.行動パターンを読んでそっと先回り

魚に突進するように近付いても逃げられてしまうもの。まずはどの魚を撮影するか決めて、しばらく遠めから魚の動きを確認しましょう。
行動パターンが読めてきたら、先回りして待機。このとき呼吸が荒くなったり大きくキックすると魚に気付かれやすいので、そっと近づくようにします。
慣れないうちは、動きの遅い魚やサンゴなどを被写体に選ぶと撮りやすいですよ!

4.浮力をばっちりコントロールする

撮影に夢中になってしまうと、知らず知らずのうちに潜行・浮上してしまいがち。初心者のうちは出来ればBCの空気を抜き着底するようにします。身体を安定させておくことで撮影に集中でき、手ブレも抑えられますよ。

中層で撮影する場合は、しっかり中性浮力をとってから撮影するようにします。最初は大きめのサンゴ礁など自分の位置を把握するものが隣にある状態で撮影すると、水深の変化に気付きやすいでしょう。

ちなみに空を見上げるような姿勢になると、タンクの重みで潜行してしまうもの。見上げる姿勢になるまえにBCに空気を1〜2回いれておくことで中性浮力に近づきます。元の姿勢に戻るときに空気を抜くことをお忘れなく。

5.太陽光を取り込む

被写体が暗いと、理想の色合いが出にくかったりピントが合いにくかったりします。太陽光をたくさん取り込むと解決できます。特に晴れ・透明度が高い・水深が浅いとGood。

ネクストステップとして、器材の変更を検討するのも良いでしょう。

  • 明るいレンズを搭載しているカメラを選ぶ
  • ワイドレンズやフィッシュアイレンズを装着
  • ライトやストロボの活用

6.編集前提でたくさん撮る

世の中の美しい写真は編集されているものがほとんど。思い通りに撮影できなかった!と諦める前に、編集に挑戦してみましょう。まずはiPhoneやAndroidに標準搭載されている編集機能か、Instagramの編集機能がおすすめ。想像以上に簡単に美しい写真に早変わりします!

ただし編集では(ほぼ)どうにもならないのが構図やピント調整、フレームアウトなど。だからこそ様々な角度やモードで一旦撮影しておくことが大切です。また、編集前提なら白飛びする(明るくなりすぎる)よりも暗めに撮影しておいたほうがGood。

編集することで写真を見返し、次はどうすればより良く撮影出来るか考える機会にもなります。撮りっぱなしにせず、改善を続けることが上達への近道と言えるでしょう。

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この記事を書いた人

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    SNSIダイブガイド。2018年中にインストラクター予定。 鹿児島の離島、徳之島で晴れの日はクジラとカメを追い、雨の日はWebコンサルティングを行う。

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