海やプールに行く頻度が高い人ほど、髪はパサついてしまいがち。でも行くのはやめられない・・・!
そこでダイビングによく行くという銀座の一流美容師さんに、髪が痛む原因と対策方法を詳しく教えてもらいました。
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海・プールはキューティクルの天敵だらけ!
髪の一番外側にあるのが「キューティクル」。キューティクルが整っていると、手触りもよく天使の輪があるような艶やかな髪になります。
しかし海やプールにはキューティクルの天敵が盛りだくさん・・・!早速チェックしてみましょう。
海やプールに入る
健康な髪は弱酸性。海やプールの水に触れると髪はアルカリ性に傾き、膨らみます。するとキューティクルが開き、毛の中にある栄養や水分が抜け出してしまうのです。特に髪を染めたての人はカラー剤が外に流れ出て色落ちしてしまいます。
紫外線を浴びる
紫外線を浴びると乾燥したり、表面が粗くなったり、色素や光沢がなくなったりします。さらに紫外線によって髪が酸化すると「システイン酸」というダメージの元が発生します。髪が濡れた状態で紫外線を浴びると、なんとシステイン酸の生成が加速してしまうのです・・・
備え付けのシャンプーを使う
備品のシャンプーは安価なものを使用している場合も多く、成分の質が低いこともしばしば。髪が痛んだ状態で使用すると、軋んでしまうかもしれません.
濡れた状態でブラッシング
無理なブラッシングは摩擦によって髪にダメージを与えてしまいます。特に髪が濡れている状態だとキューティクルが開いているので、ダメージも大きくなりがち。
乱暴なタオルドライ
「とりあえずシャワーを浴びて、ザッとタオルで拭いて、帰らなきゃ!」そんなシチュエーションのときはタオルドライも雑になりやすいですよね。濡れた髪は摩擦に弱く、キューティクルも簡単にはがれてしまいます。
自然乾燥
海やプールからあがってつかの間の休息。髪が濡れたままの状態の場合も多いでしょう。するとキューティクルが開きっぱなしになり、髪の水分が内側から蒸発して簡単に痛んでしまいます。
長時間のドライヤー
キューティクルは熱に弱い性質を持っています。海やプールで日焼けして熱を帯びている髪に、長時間ドライヤーをあてると悲惨なことになりかねません。
流れに沿わないドライヤー
キューティクルは頭の先から毛先までうろこ状になっています。上から下へ、という流れに沿わず乾かすと、うろこがめくれやすくなります。
エアコンの風
暑い海やプールの合間は、涼しいエアコンの風に当たりたいもの。ですが熱を帯びた髪をエアコンで一気に冷やすと髪が乾燥し、キューティクルがはがれ、髪の中の水分が飛んでしまいます。(扇風機のほうがまだマシ)
ダメージ対策
海やプールは髪が痛む原因が山ほどありましたね。。ではどうすれば健康なサラサラヘアになるのでしょうか。
アミノ酸を含んだシャンプー&コンディショナーを使う
やっぱり一番の対策は毎日のシャンプーとコンディショナー。特に「アミノ酸」を含んだものがおすすめです!髪の毛の成分であるタンパク質を構成しているアミノ酸を摂ることで、キューティクルをダメージから守る働きが期待できます。
海やプールによく行く人は、世間で人気の「オーガニックシャンプー」では太刀打ちできないくらい痛んでしまっている場合がほとんど。保湿力があり、pH調整ができるケミカルなシャンプーを使った方が高い効果を得られるそうです。
コンディショナーをつける前に手で温める
コンディショナーは手のひらで温めてからつけましょう。というのもキューティクルには湿度や温度が上がることで開く性質があります。温めたコンディショナーでキューティクルを開かせることで、浸透率を高めることができますよ。もちろんお風呂上がりはドライヤーでさっと乾かしてキューティクルを閉じることもわすれずに。
ヘアサロンでのトリートメントは効果が薄いかも・・・
海やプールに行く頻度が高い人ほど、ヘアサロンの上質なトリートメントで髪を修復したくなるかもしれません。しかし残念ながらすぐに抜けてしまうとのこと。だったら毎日のケアをきちんとしてほしいと、ヘアサロントリートメントは断られてしまいました・・・!
摩擦・乾燥・濡れっぱなしを避ける
髪にダメージを与える「摩擦・乾燥・濡れっぱなし」は極力避けましょう。特に髪に海水・プールの水が着いたまま紫外線に晒すのはNG。できるだけシャワーをすぐに浴びてやさしくすすいだり、タオルドライで水気を切っておきましょう。
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この記事を書いた人
- 723SNSIダイブガイド。2018年中にインストラクター予定。 鹿児島の離島、徳之島で晴れの日はクジラとカメを追い、雨の日はWebコンサルティングを行う。