ダイビングスクール ヘッドスラップ代表の川下禎巳様に、ヘッドスラップのこだわりや思いなど、いろいろなお話を伺いました。
ダイビングスクール ヘッドスラップ代表、SNSIインストラクタートレーナー、ダイビング歴25年
ーダイビングスクールヘッドスラップ(以下、ヘッドスラップ)というスクール名の由来を教えてください。
川下様:クジラが身体を空中に持ち上げて、豪快に水面に叩きつけるパフォーマンスが名前の由来です。このパフォーマンスのように高く伸びあがるぞ!という思いで創業して、25年になります。(取材時)
ー25年というのはすごいですね!これまでの間、どんなところにこだわってスクール運営をされてきたのでしょうか?
川下様:ダイビングを始めたいという方は、「サンゴ礁の海で優雅にダイビングがしたい」とか「パラオの海に潜りに行きたい」といった夢をそれぞれにお持ちですが、ライセンスを取ったからといってすぐにその夢が叶うわけではありません。
経験の少ないダイバーは、未経験の海ではうまく潜れなったりする事もよくあります。
そこで、私たちが一番こだわっているのは、ダイバー一人ひとりのスキル上達です。
単にCカード(ダイビングライセンス)を取るだけではなく「ダイビングを継続して楽しんでスキルを磨き、それぞれの夢をひとつひとつ叶えていく」ということを「安心・安全・快適」をモットーにサポートしています。
スキルアップすることでひとつずつ叶う「ダイビングの本当の楽しさ」を皆さんと分かち合いたいですね。
ー確かに私も1年目より2年目というように、ダイビングを続けることでどんどん面白くなっていったという感覚があります。ヘッドスラップではどんな形でダイビングを続けることをサポートされているのでしょうか?
川下様:ヘッドスラップのサポートは「1.お客様が来やすい環境、お店作り」「2.少人数制」「3.ダイビングコンシェルジュ」という3つを掲げています。
まず「1.お客様が来やすい環境、お店作り」ですが、奈良という土地柄メインの移動手段は電車ではなく車なんですよね。車で移動されるお客様が手軽に来れるようにと考えると、無料駐車スペースや車で行きやすい場所にお店があるという事が重要です。
駅近・繁華街のお店だと、車で行きにくいうえにお客様用の駐車場が無かったりというのも珍しくないですが、当スクールでは無料駐車場も3台分用意しています(昔はもっとあったんですが…)
無料駐車場にとめきれなかった場合は、駅前のコインパーキングを利用してもらっていますが、その場合も駐車料金はヘッドスラップが負担しています。
もちろん車がない方でも無料送迎サポートもやっていますので安心してください。
あと、ヘッドスラップは駅から離れた住宅地にありその分経費が抑えられますので、その分で講習費用を安く提供したり、お客様に還元できるということもあります(笑)
ー確かに重い器材を運ぶにしても車で行きやすいというのは魅力です。2つ目の少人数制というのはどういう事なのでしょうか?
川下様:これは私の原体験があるのですが、私がダイビングライセンスを取った時には1人のインストラクターに対して8人の講習生がいたんですよね。
それで、私はめっちゃ出来ない講習生だったんですが、やはりそれだとダイビングをするのが怖いじゃないですか。こんなんで本当にいいのか?って。
なので、いまでこそ少人数制で教えているスクールさんは多いですが、ヘッドスラップではずっとインストラクター1人に対して講習生4人まで、不安な人は講習生2人までという徹底した少人数制でやっています。
また少人数制なだけでなく一般のスクールの2倍以上の時間をかけて指導するなど、安心・安全にダイビングを始めてもらえる環境づくりには特に気をつけていますね。
ISOの基準に準拠した講習内容と比べて、長い時間をかけて講習を行っている
ーなるほど。最後のダイビングコンシェルジュというのはどういうサポートなのでしょうか?
川下様:まずはヘッドスラップの提携店で安くダイビングを楽しめる事です。私たちはあくまでもスクールがメインですので、それほど多くのファンダイビングは開催していません。
それにスキルが上がればいろんな場所でダイビングをしたい!って思うのが当然なので、そういう場合でも提携店でダイビングを楽しんでもらえるようなサポートをしています。提携店は和歌山や沖縄など各地にありますよ。
もう一つはスキルアップのための無料カウンセリングです。
ダイビングスキルは個々人で習得のレベルも違いますから、それぞれのいまの状況やお客様が感じていることを聞いて、いま何をしたらいいのか、どういう方向性でスキルを高めていくのかなどを無料でアドバイスしています。
もちろん車を持っていない人のために、近くの駅までの無料送迎なども行っているので、電車ユーザーも気軽にお店に足を運べる
ーヘッドスラップでダイビングをされている方は年代・性別など、どんな方が多いのでしょうか?
川下様:最近は30代前後の男性が多いですが、女性の方もいらっしゃいますよ。皆さんだいたい皆さん一人でいらっしゃいます。
実はこれまでの講習生で19組のご夫婦が誕生しています。これはちょっと自慢ですね(笑)