スキューバダイビング マハロ代表の福澤 啓介様に、こだわりやスクールを運営する上での思いなど、いろいろなお話を伺いました。
スキューバダイビング マハロ代表、SNSIダイブマスターインストラクター
(もちろん右側の方が福澤さん)
ースキューバダイビング マハロ(以下、マハロ)は、どんなところにこだわっているダイビングスクールなのでしょうか?
福澤様:一番は「ダイビングをやるならトコトンやる、キッチリできるように教える」という点ですね。
中途半端な技術ではダイビングは危険だという面もありますから、安全という点はとても強く意識している点です。
私は以前沖縄で働いていたんですが、その時に一緒に働いていたインストラクターの人が危ない目にあったり、そういうシーンを見てきたりという原体験があるので、お客様にもきちんとした技術を身につけてもらいたいと思っています。
説明会でいろいろなお話をさせて頂いて「あぶないな」と感じたら、せっかくお越し頂いて申し訳ないですがお断りをさせて頂く事もあります。
ーところで、マハロのライセンス取得講習は23,000円とかなり安い金額です。正直、この金額でキッチリと教えてもらえるのかあやしいって思うような人もいるのではないでしょうか?
福澤様:実際にあやしいと言われる事も、めちゃくちゃありますね。でも、あまり気にしていないです(笑)
正直この金額ではライセンス講習は赤字ですが、私たちはダイビングを長く趣味で続けてほしいという思いもあり、思い切った価格設定にしています。
これまでマハロでダイビングを始めた方の多くがダイビングを続けてくれているおかげで、なんとかお店を続けられています。
それに大阪はライバルも多いんですよ(笑)
ーマハロでは「ハンディキャップダイビング」という活動もされているとか。全国的に見ても珍しいダイビングスクールなのではないでしょうか?
福澤様:マハロでは障がい者ダイビング指導団体の「HSA」にも加盟しているのですが、関西地区での公認スクールはマハロだけ、全国的に見ても珍しいと思います。
こういったハンディキャップダイビングの活動をしているスクールはたくさんあると思いますが、HSAの公認スクールは「インストラクターがしっかり障がいに関する知識を学んでいる」ことや「ライセンス取得後も気軽にダイビングツアーに参加可能」といった条件をクリアしています。
HSA公認スクールの条件とは
- インストラクターがしっかり障がいに関する知識を学んでいる
- 海外でも通用する国際Cカードを発行できる
- ライセンス取得後も気軽にダイビングツアーに参加可能なお店
- 継続して安全にダイビングを楽しむことが可能な環境
ハンディキャップダイビングの講習は、一般的なダイビングライセンス講習とは全く違います。一人ひとりハンディキャップの内容やランクも違うので、それぞれの方のハンディキャップを理解したうえで最適な指導をしなくてはいけません。
マハロでもスタッフはたくさんの専門知識や、対応ができるようなスキルアップに励んでいます。
ハンディキャップダイビングの指導団体「HSA」のインストラクター資格を持ったダイビングスクールは数少ない
ー「ハンディキャップダイビングの講習ができる」という技術を持ったインストラクターが教えてくれるというのは、障がいを持っていない方も安心感があるような気がします。
福澤様:一般的なダイビングライセンス講習とは違う部分はあるのですが、私たちが学んでいる技術は活かせると思います。
特にシニア世代の方などには、体力的な面も含めてダイビングを始める事に不安をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、マハロに来ていただければ安心してダイビングを楽しんで頂けると思います。
ーところで、マハロではいろいろなイベントを企画されているとお聞きしました。どんなイベントをされているのでしょうか?
福澤様:私はダイビングも好きなんですが、スキーも好きなんです。だから楽しいことをたくさんやっていきたいと思っています。
2020年からはお花見やサバイバルゲームなども企画しています。
本当に自分たちがやりたい事しかやっていないという感じです(笑)
でも、楽しくなければ意味がないとも思うんです。なので、マハロでダイビングをされている方にも、ダイビングをとことん楽しんでもらいたいですね。
ーマハロでダイビングをされている方は年代・性別など、どんな方が多いのでしょうか?
福澤様:若い世代だと10代、シニア世代だと64歳という方もいらっしゃいますので、幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。
男性と女性の比率は半々くらいですかね。もちろん友達同士でいらっしゃる方もいますが、多くの方は一人でダイビングライセンスを取りにいらっしゃいます。
さっきのライセンス取得の金額の安さもありますが、ここは地下鉄の南森町、JRの大阪天満宮の駅が近いので、尼崎あたりからお越しになる方もいらっしゃいます。
親子でダイビングを楽しんでいらっしゃる方もいらっしゃいますよ。