待ちに待ったボートダイビング!でも船や波で気持ち悪くなってしまう人にはちょっと憂鬱ですよね…しかし!事前にきちんと船酔い対策を行うことで、重度の酔いやすい方でも酔わずにダイビングを楽しむことができる可能性が飛躍的に上がります!そして船酔いになってしまっても30秒でラクになる方法とは・・・?総まとめでお届けします!

船酔い対策 3つのポイント

船酔い対策で大切なことは以下の3つに集約されます。

  1. 三半規管を整える
  2. 胃腸の調子を整える
  3. 自律神経を整える・リラックスする

そして何より、事前準備がとても大切です。酔ってしまってからの対策は効果が薄いことがほとんど。できる範囲で最善の準備をして、当日のダイビングを楽しんでくださいね。

船酔い予防から、酔ってしまったときの対処法まで総まとめ

特に黄色のアンダーラインが引いてある項目は、マグロ釣り日本一に輝いた漁師さんに聞いた、効果的な方法です。ぜひ実践してみてください!

状況 Good Bad
事前予防 三半規管を鍛える
大きめの船を選ぶ
波のうねりが少なそうな日を選ぶ
前日の予防 睡眠をたっぷりとる 睡眠不足・過労ストレスフルな状態
酔い止め薬を服用
(24時間タイプの場合)
過度な飲酒
乗船前の予防 ゆったりとした服装を選ぶ 締め付ける服装を選ぶ
乗船前に消化できる時間に食べる
(乗船の2~3時間前)
直前に食べる
胃腸に良いものを食べる・飲む
(味噌汁、しょうがなど)
胃腸に悪いものを食べる・飲む
(油もの、スイーツ、カフェインなど)
腹5~8分目で食べる 満腹・空腹・食べない
酔い止め薬を服用
(乗船の1時間~30分前)
インストラクター・バディ
酔いやすいことを伝えておく
誰にも言わずに耐えようとする
器材セットを陸で済ませる 器材セットを船上で行う
酔い止めのツボを押しておく
乗船中の予防 船の中央・低い位置にいる 船の先頭・高い位置にいる
換気・風当りのいい位置にいる エンジン付近・においのする位置にいる
タバコを吸わない
吸う人から遠ざかる
タバコを吸う
吸う人の近くにいる
日陰にいる 直射日光を浴びる位置にいる
目線を水平・遠くにキープ スマホや器材をいじる、波を見る
スーツのファスナーを開けておく 早い段階から身体を圧迫する服装
ガム・飴・チョコを食べる ポテチを食べる
水・スポーツドリンクを飲む オレンジジュースなど柑橘系を飲む
器材装着時にバディに助けてもらう
(自分は目線を水平・遠くに)
器材装着時にすべて自分で行う
水中での予防 エントリーは素早く行う 浅い水深でもたつく
エキジットの船を待つ間、
水深1mで水底を見て潜る
エキジットの船を待つ間、
水面に顔を上げて波に煽られる
水中で気分が
悪くなったら
レギュレーターをくわえたまま
& パージボタン押しながら吐く
レギュレーターを外して吐く
船上で気分が
悪くなったら
身体への圧迫をなくす(器材外す、
スーツのファスナー開ける、
服のベルトを緩めるなど)
身体への圧迫をそのままにする
船の酔いにくい位置で横になる 船の酔いやすい位置にいる
風下・水面に近い位置で吐く 吐くのを我慢する
水・スポーツドリンクを十分飲む オレンジジュースなど柑橘系を飲む
氷をゆっくりなめる

吐き気が30秒でラクになる方法とは!?

船酔いになってしまってからでも大丈夫!吐き気をなんとたったの30秒で抑えることができる方法があるんです。

それは、氷をゆっくりなめること!

乗り物酔いの原因は、副交感神経が活性化していること。氷をなめることで交感神経を刺激し、副交感神経のはたらきを抑えることが出来るのです。車酔いや二日酔いにもGood!

船酔いしやすい体質の方は、氷を水筒などに入れて持参しておくと安心ですね。

まとめ

小さな対策の積み重ねで、船酔いしてしまう確率はぐっと下げることができます。できる範囲で準備してみてくださいね。

この記事を書いた人

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    SNSIダイブガイド。2018年中にインストラクター予定。 鹿児島の離島、徳之島で晴れの日はクジラとカメを追い、雨の日はWebコンサルティングを行う。

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