オープンウォーターダイバーコースの講習って何をするの?

公開:2019/11/17kensaku

本格的にスキューバダイビングを始めるには、ダイビングスクールでダイビング講習を受けて、Cカード(いわゆるダイビングライセンス)を取得する必要があります。
(スキューバダイビングの体験ができる「体験ダイビング」をする場合は不要です)

どの指導団体でもCカードには認定スキルに応じたランクがありますが、ほとんどの場合で最初に取得するCカードのランクを「オープンウォーターダイバー」と言います。

そこで、一般的なオープンウォーターダイバーのダイビング講習ではどんなことをやるのか、大まかな流れとコース内容を紹介します。

オープンウォーターライセンス(Cカード)を取得するまでの流れ

オープンウォーターダイバーのCカードを取得するまでのおおまかな流れは下の図のようになっています。
学科でスキューバダイビングをするために必要な知識を学び、プールなどの「限定水域講習」と海での海洋実習を行って、一通りのダイビングスキルを学びます。

学科講習のテストは、プール講習と同じ日に実施する場合や、別日で実施する場合など、講習を行うダイビングスクールによって違いますので、最初の説明会の時に確認しておきましょう。

オープンウォーターの学科の勉強とテストでやること

学科講習と筆記試験があるというと、勉強嫌いの人は嫌になってしまうかもしれません。
しかし、水中世界は魅力的ではあるものの危険もいっぱいあります。正しい知識をつけることは、安全にダイビングを楽しむ上で欠かせないのです。
教科書はダイビングスクールからもらえますので、しっかりと読んで試験対策をしましょう。

紙の教科書をもらえる団体もあると思いますが、ほとんどの団体でeラーニングでの勉強になるはずです。
ウェブサイトやアプリで勉強できるので、通勤・通学時間などの空いた時間で勉強が進められます。

SSIのオープンウォーターダイバーコースの教材

私がオープンウォーターダイバーコースを受けた時は、紙の教科書ではなくeラーニングアプリでした。紙の教科書はどうしても欲しかったので別途購入したものです。

学科試験では、減圧症や過膨張障害などの重大な後遺症が残ってしまう可能性がある障害の発生原因と対策など、これから安全にダイビングをするためにきちんと理解していないといけないことを学びます
ライセンス取得のための一時的な勉強と位置付けず、しっかりと理解して学んだ方が良いです。

オープンウォーターライセンスの試験は、ちゃんと勉強しないと合格できません
もらった教科書をしっかりと読んで勉強しましょう。

私は比較的まじめに勉強したので1回で合格できました。「ボイルの法則」や「ダルトンの法則」など聞きなれない言葉もたくさん出てくるうえに、教科書が日本語直訳に近かったので、何が書いてあるのか理解するのに一番苦労しました。中には何回か再試験を受けている人もいましたが、最後はちゃんと合格していましたので、合格できないという人はいないと思います。

プール講習と海洋実習でやること

プール講習と海での実習は、ダイビングの実践練習です。一番大切で一番楽しい時間でもあります。
担当するインストラクターの人数は指導団体ごとに、講習生との人数比が決められていますので、多人数を一人のインストラクターが担当するという事はありません。

プール講習でやること

最初の講習は「限定水域講習」と言って、足が着くか着かないかという深さのプールや流れのない浅瀬などで行います。一般的にはプールで行うことが多いですね。

プール講習(限定水域講習)ではダイビング器材のセッティング方法や、水中でレギュレータを使った呼吸に慣れる練習、水中への潜行、水面への浮上なども練習します。

プール講習だけで完璧にできるようになる人はいませんので、「出来なかったらどうしよう」と不安にならなくても大丈夫です
たまに最初から上手な人もいますが、ほとんどの人は最初は下手っぴです(笑)。

プール講習でやること

私が実際にプール講習でやったことから、代表的な練習内容をご紹介します。
  • ダイビング器材のセッティング練習
    ダイビングの器材は自分でセッティングしなくてはいけませんので、繰り返しセッティング方法を練習しました。なかなか覚えられないんですよね。
  • 水への潜り方(潜行)の練習
    初心者の鬼門「水中への潜行」を繰り返し練習しました。
    ファンダイビングではロープを使って潜行する場合もありますが、ダイビングをするポイントによってはロープがない場合もありますので、そういった時でもスムーズに水中に潜行できるように練習しました。うまく潜行できるようになると気持ちいですよ!
  • ダイビング器材のリカバリーの練習
    水中でレギュレーターが外れた、マスクに水が入ったなどのトラブル時に対処する方法を練習しました。
    こういった細かなトラブルは割と頻繁に起きるので、いざという時に焦らないようにしっかり手順を覚えておく必要があります。
  • 中性浮力の練習
    水中で「沈みもしない浮きもしない」というバランスが取れた状態にする「中性浮力」の練習をしました。
    中世浮力のマスターは、ある程度ダイビング経験本数を重ねないと難しいと言われているのでうまくできなくても焦る必要はありません。
私がオープンウォーターライセンスを取得した時のスキルシートの写真が残っているんですが、潜行は全くダメだわ水中でのバランスがまったく取れてないわ、中性浮力なんか夢のまた夢…という散々な状態でした。
それでもライセンスはちゃんと取れましたので、自分にできるかなぁ?と不安になる必要はないと思います。みんな最初は下手くそなんで。

海洋実習でやること

プール講習でやった練習を海で練習する実習です。
ダイビングスクールによって違いますが、だいたい2泊3日くらいの日程を使って実習を行います。

水深が5m前後の浅い場所を中心に実習をすると思いますので水の流れやうねりなどはほとんどありませんが、そこはやはり海。
プールとはかなり勝手が違うので驚くかもしれません。

また水底が砂地の場所で実習をする場合、バランスを崩して暴れてしまうと砂が舞い上がってしまい、あっという間に視界がなくなってしまいます。

このようにプールに比べれば厳しい環境ではありますが、実習中でもたくさんの魚が見られたりするはずですので、あっという間に時間が過ぎてしまうと思います。

私のオープンウォーター海洋実習は、2泊3日の泊まり込みで2日間ずっと海の中にいました。
とにかくハードでへとへとになるまで練習しましたが、最後にファンダイビングのシミュレーションということで、少し遊びのダイビングも楽しみました。
その最後のダイビングが楽しすぎて疲れも忘れてしまうくらいでしたね。

ここでご紹介した内容は、私がオープンウォーターダイバーコースを受けた時の内容を基にしていますので、指導団体やダイビングショップ(スクール)が違えば内容も若干違うかもしれません。
それでも大きくは違わないと思いますので、これからダイビングを本格的に始めようと思っている方の参考にはなると思います。

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kensaku
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SNSIダイブガイドを2018年7月に取得。 海より山が好きと公言していたが、2017年ダイビングと出会い「どハマり」し、すっかり海好きになりました(笑)

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