【図解】ダイビングライセンスの種類とランクを総まとめ

公開:2017/10/19723

ダイビングのライセンスにはかなりの種類があります。似たような資格名称も多いうえに、指導団体によっても異なるため、混乱しやすいのではないでしょうか。どこまで取得するとどのくらい楽しめるか、アマチュアからプロまでまとめて&わかりやすく解説します!

ダイビングのライセンスは4段階

すべての指導団体のダイビングライセンスは、以下の4段階に分けることが出来ます。

  1. レジャーダイバー
  2. アシスタント
  3. インストラクター
  4. トレーナー

それぞれ、どういった役割なのかわかりにくいと思うので…教職に当てはめてたとえてみました。

  1. レジャーダイバー ▶学生
  2. アシスタント ▶教育実習生
  3. インストラクター ▶先生
  4. トレーナー ▶先生の先生

ここから各段階の詳細を解説していきます。

レジャーダイバーのライセンス

この段階のライセンスは、例えるなら学生。潜る楽しさを知り、自分の好きな分野について学びを深めたり…まさに、学生生活のような過程をたどります。

体験/初心者
≒幼稚園生。義務教育の予行練習のようなものです。体験ダイビングや初心者向けの講習などが当てはまります。Cカードは取得できないため、オープンから始める方がほとんどです。
オープン
≒小学生。義務教育のはじまりです。小学生が読み書きや各教科の基礎を学ぶように、ダイビングの基礎中の基礎を学びます。
アドバンス
≒中学生。義務教育の集大成です。ここまで学んでおけば、社会に出ても困りはしないですよね。ダイビングも同様で、アドバンスまでは取得しておきたいところ。
レスキュー
≒高校生。ワンランク上のステージです。選択科目があったり、部活に仲間と打ち込んだり…ダイビングでも選択科目があったり、仲間と助け合ったりします。
マスターダイバー
≒大学生・院生。学生としての最高峰です。ダイビングもアマチュアとしての最高峰といえます。
スペシャルティ
≒部活。自分のすきなことに打ち込める機会です。ダイビングでは沈船や写真など、さまざまな環境に応じた潜り方を学ぶことができます。
リカバリー
≒浪人生。浪人生がもう一度勉強し直して再チャレンジするように、ダイビングの場合、ライセンス取得したものの久しぶりすぎて不安な方向けに復習する機会があります。
※リカバリーは、講習はありますがライセンスはありません。

では主要ライセンスについて、詳しく解説します!

1-1:オープン

ダイビングライセンスの入り口として有名なこの段階。Cカード取得はここから始まります。2人以上のダイバーと水深18mまで潜ることが可能ですが、まだ海の楽しさを味わうには厳しいかもしれません。たとえば南国の熱帯魚やサンゴの観察はできますが、流れのある海や洞窟ダイビングはかなり難しく感じるレベルです。
次の段階であるアドバンスは、オープンを取得していればすぐに受講することが可能です。なるべく早めに受けることをお勧めします。
各指導団体のエントリーレベルカードはCカード協議会のサイトにまとまっています。

実際に取得するにはどのくらいの日数や費用がかかるか知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

ダイビングライセンスを取得する方法や費用・日数

ダイビングライセンス取得までの日数や費用の目安、どこの指導団体で取得した方がいいのかなど、ダイビングライセンスを取得しようと考えている人の疑問を詳しく解説。 ...

1-2:アドバンス

レジャーダイビングを楽しみたいならぜひ取得しておきたいのがこのライセンス。
取得すると、水深30mまで潜れるようになります。(指導団体によってはさらに深い場合も!)海底遺跡や大きめの魚に出会えるようなポイントへ行くためには、このライセンスを持っていないと厳しいかもしれません。
海洋実習では水中ナビゲーションに加え、沈船・水中写真などの項目を選んで学ぶことが可能です。潜る楽しさや難しさ、奥深さに少しずつ気付けるようになってきます。

1-3:レスキュー

ダイビングをストレスなく思いっきり楽しみたい!もっとレベルの高い海を体感したい!という方にはレスキューコースの受講がおすすめ。レスキューする=バディや仲間を助けるためには、自分のスキルが高い必要があります。普段のダイビングでは経験しないような曳航等の訓練を通じて、自然とストレス耐性も、フィンキックなどのスキルもぐっと上昇するでしょう。
尚、レスキューを受けるためには各指導団体が決めたダイビング本数以上潜っていることに加えて、ファーストエイドのライセンスを持っている必要がある場合があります。

1-2.5:ファーストエイド

緊急時の心肺蘇生法(CPR)、AEDの使い方、酸素供給方法などを学びます。

1-4:マスターダイバー

このライセンスはある種記念のようなもの。レジャーダイバーとしての最高峰ではあるものの、規定の本数とレスキューライセンスを保有していれば自動的に認定される場合がほとんどです。
個人的には、マスターダイバーを所有して満足して終わるのではなく、ぜひプロのライセンスまで取得してほしいと考えています。プロライセンスを持っていることで、ショップの見る目も変わり、潜りたいポイントに連れて行ってもらえる確率がぐっと上がるからです。(なお、このライセンスを所有していなくてもプロライセンスに挑戦することは可能な指導団体がほとんどです。)

ちなみに指導団体によっては、プロライセンスの中に「ダイブマスター」という名称のライセンスがあります。まぎらわしいのですが…
「マスターダイバー」は、レジャーの最高峰。「ダイブマスター」はアシスタントライセンスです。

アシスタントのライセンス

ここからプロのライセンスです。
このライセンスを取得すると、先生であるインストラクターをアシストすることが出来るように。ライセンスのレベルや指導団体によって、アシスト出来る範囲が少しずつ異なります。

なお日本国内で実際にアシスタントとして勤務し始めるには、「潜水士」という国家資格が別途必要です。(常勤・非常勤問わず)筆記試験のみ、合格率80%なのでそこまで気構えることはありませんが、受験できる場所とタイミングが限られているので注意しましょう。

潜水士の資格を取得するには?試験や過去問、効率的な勉強方法までまとめて解説

ダイバーが日本で&水中で仕事をするには必須の資格である「潜水士」。いったいどんな資格なのでしょう?概要から試験対策までまるごと解説します! ...

水中ガイド
≒教育実習生として授業をするようなもの。プロの第一歩です。ダイビングガイドとしてツアーの先頭に立つことができます。
インストラクターのアシスタント
≒教育実習生として先生のアシスタントをするようなもの。オープンの講習をアシストできるようになります。

指導団体によっては、上記2資格をパッケージにして一気に受講できるようなプログラムも用意されています。どこまで目指すかによって、パッケージも検討するといいかもしれません。

水中ガイド

レジャーダイバーを引率し、水中ガイドをすることが出来るようになります。水中で先頭に立つということは、自分で冒険するルートを組み立てられるということ。ダイビングの本当の楽しさはここから始まると言っても過言ではありません。また一部インストラクターのアシストをすることもできるようになります。

インストラクターのアシスタント

インストラクターのアシスタントとして、指導方法を学びます。レジャーダイバーの講習ではインストラクターのアシストすることが可能に。なかでもオープンの講習ではスキル評価までできるようになります。

インストラクターのライセンス

インストラクターは「先生」。各インストラクターライセンスを取得していくごとに、指導できる教科も増えていくイメージです。

インストラクターになると、レジャーダイバー向けの各講習を担当し、認定を発行することが可能に。最初はオープンのインストラクターライセンスを取得し、その後アドバンスやレスキュー、各種スペシャリティのインストラクターライセンスを取得していく流れです。

ここでは最初に取得するオープンのインストラクターライセンスを紹介します。

トレーナーのライセンス

トレーナーは「先生の先生」。先生であるインストラクターを育てる役割をもつことができます。さらに「教育委員会」が指導要領を作成するように、ダイビングの指導要領を作成することができるライセンスにステップアップすることも可能です。

まとめ

いかがでしたか?学生〜先生の先生まで、たくさんのライセンスがあります。まずはオープンとアドバンスを取得し、その後挑戦したい海ができたり、ダイビングの魅力にハマってプロになりたくなったら、上級ライセンス取得を通じてスキルアップをしてみてはいかがでしょうか。

SNSIとは?ダイビング指導団体が日本に上陸!特徴と評判まとめ

「指導力が高い」と噂のダイビング指導団体【SNSI】SNSIダイブガイドを取得した筆者が特徴や評判をまとめてみました。 ...

この記事を書いた人

アバター
723

SNSIダイブガイド。2018年中にインストラクター予定。 鹿児島の離島、徳之島で晴れの日はクジラとカメを追い、雨の日はWebコンサルティングを行う。

Magazine人気記事

タグ

この記事を書いた人

アバター
723

SNSIダイブガイド。2018年中にインストラクター予定。 鹿児島の離島、徳之島で晴れの日はクジラとカメを追い、雨の日はWebコンサルティングを行う。