ダイビングライセンスの種類とランクを分かりやすく解説

更新:2019/11/17公開:2017/10/19kensaku

スキューバダイビングのライセンスには様々な種類があるので、よく分からずに混乱している方も多いと思います。
そこで、ダイビングライセンスの仕組みや種類について、どこまで取得すると何ができるのか、アマチュアからプロまでまとめて分かりやすく解説します!

ダイビングライセンス(Cカード)とは?

ダイビングライセンスの種類と仕組み

スキューバダイビングのライセンスは国家資格ではなく、ダイバーへの教育プログラムの策定や教材の提供などを行っている「スキューバダイビング指導団体」という組織が認定する認定証です。
「認証」という意味を持った「Certification」の頭文字をとって、ダイビングライセンスは、Cカード(Certification Card)と呼ばれます。

Cカードを持っていなくてもスキューバダイビングをしても法律上罰せられることはありませんが、空気の入ったタンクを借りることができなったり、ファンダイビングツアーに参加できなかったりと、事実上Cカードを持っていないとスキューバダイビングはできません。

スキューバダイビング指導団体は世界中に様々な種類があり、有名なところだと「PADI(パディ)」「NAUI(ナウイ)」「SSI(エスエスアイ)」といった団体があります。
こういったメジャーな指導団体のCカードを取得すれば、世界中でスキューバダイビングを楽しむことができますので、指導団体の優劣はありません。

もう一つ、Cカードにはスキューバダイビングのスキルに応じたランク分けがされており、ランクごとに「オープンウォーター」や「アドバンス」といった名前のライセンスが用意されています。
ランク名については指導団体ごとに若干異なる場合があります。

ダイビングのライセンスは大きく分けると4段階

すべての指導団体のダイビングライセンスは、大きく4つの段階に分けることができます。

レジャーダイバー

スキューバダイビングを楽しむための基本的なランクです。ダイビングスキルやトレーニングの受講によって様々なランクが用意されています。
スキューバダイビングを趣味として楽しむ分には、レジャーダイバーの資格があれば十分です。

アシスタント

インストラクターのアシストができるようになるランクです。スキューバダイビングを仕事として取り組みたい人の最初のランクです。実際にアシスタントとして仕事を始めるには「潜水士」の資格も必要です。
アシスタントからプロの資格になります。

インストラクター

レジャーダイバー向けの講習を担当したり、Cカードを認定する事ができるランクです。レジャーダイバーのランクに応じたインストラクターのランクもあります。

トレーナー

レジャーダイバーだけでなくインストラクターを指導することができるランクです。

それではレジャーダイバーのランク分けを中心に、ダイビングライセンスの種類について詳しく解説します。

レジャーダイバーのダイビングライセンス

同じランクであっても指導団体ごとにライセンスの名前が微妙に違いますので、主要な指導団体のライセンス名も合わせて解説します。

1-1:オープンウォーターダイバー

ダイビングライセンスの入り口として有名なこの段階。Cカード取得はここから始まります。
学科講習、プール講習、海洋講習を経て認定される流れです。オープンウォーターダイバーコースで行う講習の内容はオープンウォーターダイバーコースって何をやるの?で詳しく解説しています。

2人以上のダイバーと水深18mまで潜ることが可能ですが、まだ海の楽しさを味わうには厳しいかもしれません。たとえば南国の熱帯魚やサンゴの観察はできますが、流れのある海や洞窟ダイビングはかなり難しく感じるレベルです。

次の段階であるアドバンスオープンウォーターは、オープンウォーターのライセンスを取得していればすぐに受講することが可能です。なるべく早めに受けることをお勧めします。
各指導団体のエントリーレベルカードはCカード協議会のサイトにまとまっています。

実際に取得するにはどのくらいの日数や費用がかかるか知りたい方は、ダイビングライセンスを取得する方法や費用・日数も参考にしてみてください。

1-2:アドバンスオープンウォーターダイバー

レジャーダイビングを楽しみたいならぜひ取得しておきたいのがこのライセンス。

取得すると水深30mまで潜れるようになります。(指導団体によってはさらに深い場合も!)
海底遺跡や大きめの魚に出会えるようなポイントへ行くためには、このライセンスを持っていないと厳しいかもしれません。

海洋実習では水中ナビゲーションに加え、沈船・水中写真などの項目を選んで学ぶことが可能です。潜る楽しさや難しさ、奥深さに少しずつ気付けるようになってきます。

1-3:レスキューダイバー

ダイビングをストレスなく思いっきり楽しみたい!もっとレベルの高い海を体感したい!という方にはレスキューコースの受講がおすすめ。
レスキューする=バディや仲間を助けるためには、自分のスキルが高い必要があります。

普段のダイビングでは経験しないような曳航(えいこう)等の訓練を通じて、自然とストレス耐性も、フィンキックなどのスキルもぐっと上昇するでしょう。
なお、レスキューを受けるためには各指導団体が決めたダイビング本数以上潜っていることに加えて、ファーストエイドのライセンスを持っている必要がある場合があります。

1-2.5:ファーストエイド

緊急時の心肺蘇生法(CPR)、AEDの使い方、酸素供給方法などを学びます。

1-4:マスターダイバー

このライセンスはある種記念のようなもの。レジャーダイバーとしての最高峰ではあるものの、規定の本数とレスキューライセンスを保有していれば自動的に認定される場合がほとんどです。
個人的には、マスターダイバーを所有して満足して終わるのではなく、ぜひプロのライセンスまで取得してほしいと考えています。

プロライセンスを持っていることで、ショップの見る目も変わり、潜りたいポイントに連れて行ってもらえる確率がぐっと上がるからです。(なお、マスターダイバーライセンスを所有していなくてもプロライセンスに挑戦することは可能な指導団体がほとんどです。)

ちなみに指導団体によっては、プロライセンスの中に「ダイブマスター」という名称のライセンスがあります。まぎらわしいのですが、「マスターダイバー」は、レジャーダイバーの最高峰、「ダイブマスター」はアシスタントライセンスです。

主要団体のマスターダイバーライセンス

プロダイバーのダイビングライセンス

プロダイバーのライセンスを取得すると、インストラクターをアシストすることが出来るように。ライセンスのレベルや指導団体によって、アシスト出来る範囲が少しずつ異なります。

なお日本国内で実際にアシスタントとして勤務し始めるには、「潜水士」という国家資格が別途必要です。(常勤・非常勤問わず)筆記試験のみ、合格率80%なのでそこまで気構えることはありませんが、受験できる場所とタイミングが限られているので注意しましょう。

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水中ガイド(ダイブガイド/ダイブマスター)

レジャーダイバーを引率し、水中ガイドをすることが出来るようになります。水中で先頭に立つということは、自分で冒険するルートを組み立てられるということ。ダイビングの本当の楽しさはここから始まると言っても過言ではありません。また一部インストラクターのアシストをすることもできるようになります。

主要団体の水中ガイドライセンス

アシスタントインストラクター

インストラクターのアシスタントとして、指導方法を学びます。レジャーダイバーの講習ではインストラクターのアシストすることが可能に。なかでもオープンの講習ではスキル評価までできるようになります。

インストラクター

インストラクターになると、レジャーダイバー向けの各講習を担当し、認定を発行することが可能に。
一口にインストラクターといっても様々なランクがあり、最初はオープンのインストラクターライセンスを取得し、その後アドバンスやレスキュー、各種スペシャリティのインストラクターライセンスを取得していく流れです。

ここでは最初に取得するオープンのインストラクターライセンスを紹介します。

主要団体のインストラクターライセンス

インストラクタートレーナー

トレーナーのライセンスはインストラクターを育てる役割を持つことができます。さらに「教育委員会」が指導要領を作成するように、ダイビングの指導要領を作成することができるライセンスにステップアップすることも可能です。

主要団体のトレーナーライセンス


スキューバダイビングのライセンスには様々な種類があります。
まずはオープンウォーターとアドバンスオープンウォーターを取得して、その後挑戦したい海ができたり、ダイビングの魅力にハマってプロになりたくなったら、上級ライセンス取得を通じてスキルアップをしてみてはいかがでしょうか。

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kensaku
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SNSIダイブガイドを2018年7月に取得。 海より山が好きと公言していたが、2017年ダイビングと出会い「どハマり」し、すっかり海好きになりました(笑)

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