地球上最大の生物、クジラ。
一生に一度は出逢いたい、出来ることなら一緒に泳ぎたい…!そんな心を揺さぶる体験を手にするチャンスが、鹿児島県の知る人ぞ知る離島「徳之島」にあります。
今回は徳之島に1月半ば〜3月半ばの丸2ヶ月滞在してわかった、ホエールウォンチング&スイムなら徳之島を選ぶべき理由を、臨場感溢れる写真とともにお届けします!
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徳之島がすごい!4つの理由
鹿児島と沖縄の間、奄美大島のちょっと南に位置する離島、それが徳之島です。日本にもクジラを見られるポイントはいくつかありますが、その中でも徳之島は群を抜いてホエールウォッチング&スイムに適した環境だと感じています。ここでは徳之島をおすすめする理由を4つに厳選してお伝えします。
1.クジラを超至近距離で見られる
ホエールウォッチングは水平線近くで一瞬でも見られたら「成功」とするショップが多いのが現状。ですが徳之島のホエールウォッチング&スイムは一緒に泳げるような至近距離までぐっと近づいて見ることができます。運が良ければ15メートル30トンのザトウクジラがジャンプする姿など、桁違いのど迫力を味わえちゃうことも!
2.求愛や子育てなどいろんなシーンに出逢える
徳之島では12月中旬〜3月下旬にかけて交尾・出産・子育て中のクジラを見ることができます。
- メスクジラを奪い合う!オスクジラの求愛バトル
- 子クジラにスイムを教える母クジラの大きな愛
- 求愛に破れひとり寂しく北上するオスクジラ
参加するタイミングや運で様々な表情を見せるクジラたち。何度乗船しても新たなドラマに出逢えることは、大きな魅力のひとつです。
3.島の周辺で会える
外洋に出てしまうと水深が深くなり、クジラもなかなか浮上して来ません。徳之島の周辺でサーチすることで出会える&一緒に泳げる確率も一気に上がります。
また海況や風に合わせてサーチポイントを変更しやすいのも特徴。近海出航だからこそ、お昼の一時帰港で体力もばっちり回復できます。
4.知る人ぞ知る、自然豊かな島
徳之島には飛行機の直行便がありません。リゾート地ではない島だからこそ観光客も少なく、ちょっとビーチに行くと貸切状態なんてしょっちゅうです。
だからこそ、透き通った海もクジラも自然のまま。なにもない島には、選ばれし者しか出会えない最高の光景が待っています!
マリンサービス海夢居がすごい!4つの理由
徳之島ホエールアドベンチャーやダイビングを提供しているマリンサービス海夢居(かむい)さん。徳之島でクジラと楽しめるのは島の環境だけではなく、ショップの質の高さがあってこそ成し得ます。早速チェックしてみましょう。
1.徳之島唯一のホエールウォッチング&スイム運営ショップ
他の離島でホエールサーチをしようとすると、競合他社の船がいたり、ときには無理に近づいてクジラにストレスをあたえてしまうことも。
前述の通り、徳之島ではマリンサービス海夢居さんだけがホエールサーチクルーズを出航できる許可を得ています。クジラを独占できる感覚はここでしか味わえない!と言っても過言ではありません。
2.船長のサーチ&操舵テクニックがすごい
船長がブロー(クジラの潮吹き)の頻度や長年の感覚などからクジラが辿るコースを予測。ドンピシャに当たる&クジラのストレスになりにくいようにクルーザーを寄せる、そんな一級品のテクニックが光ります。だからこそ、最大時速15キロといわれるザトウクジラと一緒に泳ぐという奇跡の体験が可能になるんですね!
3.価格&ツアー時間設定が◎
比較的リーズナブルな価格なのに中身の濃いクルージングに大満足!万が一スイムのチャンスがなかった(=海に飛び込まなかった)場合はウォッチングの料金でOKなのも嬉しいですね。
また近海出航のため午前のみ、午後のみの参加も可能。船酔いしやすいなど体調が心配な人も安心です。(※当日の海況によって変動することも)
ダイビングではないので飛行機ぎりぎりの時間まで参加可能な点は、クジラ好きにはたまりません!
4.2階建てクルーザーの設備がGood
drone by 旅作家とまこ
徳之島では唯一のダイビング専用クルーザー&島内最速のボートを所有。水面より少しでも高い位置のほうがクジラのブローが見つけやすいので、2階のデッキはホエールサーチや写真撮影に最適です。
また真冬の海での長時間ホエールサーチは予想以上にハード。ですが海夢居さんのクルーザーなら船室で雨風をしのいだり、横になって休むことも可能!船のサイズも適度に大きいため揺れも抑えられます。特に船酔いしやすい人にはありがたい環境と言えるでしょう。
ウェットスーツで参加する方がほとんどなので、温水シャワーで暖を取れるのも嬉しいですね。
乗船メンバーがすごい!4つの理由
1.各界のプロが同乗!
プロカメラマンや、スイム最速と噂のダイビングインストラクターが同乗してくれます!
自分の目で見た世界をプロが撮るとどうなるのか、自分の泳力はどの程度なのか…アドバイスをもらうも良し、腕試しをするも良し!楽しみの幅が広がります。(※日によって同乗しない場合もあります)
プロの写真やクジラの動向は船長のFacebookページで随時掲載されています。(クジラのシーズンである12月〜3月の投稿をチェックするとGood!)
2.猛者たちにレベルが引き上げられる
drone by 旅作家とまこ
ホエールスイムにはスキルや装備が必要なことや、徳之島には飛行機の直行便がないことから、自然とクジラが大好きな人や自分の能力を試したい猛者たちが集まって来ます。ホエール&ドルフィンスイムの訓練を受けた人、フリーダイビングのインストラクター、100万円以上する水中カメラやドローンの使い手など…!
だからと言って、気後れする必要はありません。周囲のレベルに自然と引き上げられ、自分の能力以上に楽しめるチャンスといえるでしょう。
3.すごい情報がたくさん
船長からはもちろん、前述のプロや猛者たちから貴重な情報を得られます!クジラ、撮影、スイム、装備、テクニック…話題は尽きません。いつものダイビングメンバーとは違った角度から海を楽しんでいる人たちとの交流によって、自然と自分の楽しみ方の幅も広がっていくことでしょう。
4.感動を共有できる
ホエールサーチ中は船長のエンターテインメント性もあり、和気あいあいとした雰囲気。自然とはじめましての人同士でも会話が弾みます。
ウォッチング&スイムが成功したときの感動はひとしお。みんなでわぁっと叫んでしまいます!その日出会ったばかりの仲間と飲み会をするほど仲良くなることも。
このクルージングは、徳之島という離島で世界中のクジラ好きな猛者たちとつながれる素敵な機会です。
クルーズが終了する頃には、来年またみんなで参戦したくなっていることでしょう。きっとスキルアップの目標も立っているはず。
切磋琢磨しあえる仲間との貴重な縁は、徳之島のホエールウォッチング&スイムの最大の魅力かもしれません。
予約は超お早めに!
貸切ツアーが入ることも多いホエールサーチクルーズ。なんと1年先の予約も半分以上埋まっているとか!特に徳之島が国立公園に認定されてから、海外からのお客様も増えているようです。まもなく世界遺産にも登録されるといわれており、混雑は必須と言えるでしょう。
まずはホエールアドベンチャーのサイトで空き状況を確認したり、LINEで手軽に相談してみたりすることをおすすめします。
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この記事を書いた人
- 723SNSIダイブガイド。2018年中にインストラクター予定。 鹿児島の離島、徳之島で晴れの日はクジラとカメを追い、雨の日はWebコンサルティングを行う。