SNSIとは?ダイビング指導団体が日本に上陸!特徴と評判まとめ

公開:2018/3/1723

「指導力が高い」と噂のダイビング指導団体【SNSI】をご存知でしょうか。2017年に日本に上陸したばかりなので、まだまだ情報が少ないのが現状。そこでSNSIダイブガイドを取得した筆者が特徴や評判をまとめてみました。

この記事の目次

SNSIってどんな指導団体?

SNSI(Scuba and Nitrox Safety International)がどんな指導団体かわかりやすくなるように、指導団体最大手のPADIと比較してみましょう。

内容 PADI SNSI
設立年 1966年 1992年
設立国 アメリカ イタリア
オフィス数 7カ所 6カ所
加盟店数(全世界) 6,000以上 2,000以上
ISO 承認済 承認済
日本への導入 1970年 2017年
ダイブセンター なくても可
≒身一つで開業可能
→簡単・広まりやすい
必須
≒拠点所有するハードルあり
→難しい・しっかりしている
特徴 シェア率は全世界の60% 指導力に定評あり
スキンダイビング指導も熱心

いかがでしょうか。PADIは古くからの最大手なのに対し、SNSIは若くて勢いのある指導団体と考えることができます。これが各種ライセンス取得講習の文化に大きな違いをもたらしています。

SNSIはライセンス指導の基準が高い

次に、オープンウォーターライセンスを取得するために必要な基準を比較してみましょう。

内容 PADI SNSI
 指導方法・内容  世界共通 最低基準+合格ラインを越えれば
指導方法・内容は問わない
 1本あたりの潜水時間  20分以上 30分以上
 限定水域  合格ラインを越えれば
潜水時間は問わない
シュノーケル×1本以上
ダイビング×4本以上
 海洋  ダイビング×2本以上 ダイビング×4本以上
(+シュノーケルダイビング×1本)
 合計潜水時間  2時間以上(概算)  4時間30分以上

PADIは最大手だからこそ指導内容が世界基準であり、どこのショップであっても基本的に同じ指導を受けることができます。見方を変えると、水が怖いレベルの受講生と、最初からスムーズに課題をクリアできるレベルの受講生に対して良くも悪くも同じ指導をする、とも言えます。

対するSNSIは指導の最低基準・合格ラインは決まっています。ですが指導内容・方法はショップに委ねられているので、受講生に合わせてカスタマイズが可能。デメリットとして、ショップのインストラクターに指導力がなければ、効果の薄い講習になってしまう可能性もあります。(が、基本的にSNSIに加盟した日本のダイビングショップは講習の質を高めることに熱心な場合がほとんど。大きく外れることはないでしょう。)

加えて知っておきたいのが「合計潜水時間」。講習○日と書いてあっても、そのうち水中で練習する時間が短ければスキルが身につきにくいことが想像できます。ショップを探すときも潜水時間の合計(1本あたりの時間×潜る本数)を尋ねてみると良いでしょう。

【もっと知りたい!】

チェックシート付き!本当のダイビングショップの選び方

ダイビングを始めるにあたっていちばん重要かつ、本当に難しいのがショップ選び。今回は中立の立場として、チェックリストをご用意しました。 ...

実際にSNSIでダイバーになった仲間はスキルが高かった

筆者はオープンウォーター〜レスキューまではSSI、ダイブガイドはSNSIで取得しました。

最近ダイバーになった仲間はSNSIでオープンウォーターから取得しています。彼らの初ファンダイビングを見ていると、「それで初!?」と驚いてしまうくらいスキルが身についていました。(しかも、泳ぐのが苦手な人も関係なく!)

オープンウォーター講習の時点でフロートを上げたり、アドバンスドではナイト(低視界)ダイビングを行っていたり・・・指導団体が変わったことで講習時間が伸びたこと、合格するための必須スキル基準が上がったことの効果を、正直焦るくらい如実に感じました。(※講習内容はショップによって異なります。)

指導団体選びよりも大切なことは・・・

ダイビングをするにあたって最も大切なことはひとつだけ。それはどの指導団体を選ぶか、ではなく、事故に遭わず、無事に帰ってくること。それができるダイバーに育ててくれるショップを選ぶことがとても重要です。

というのも、ダイビングのライセンスはどこの指導団体で取得しても、全世界で潜れることがほとんど。だからこそ個人的には「どの指導団体を選ぶかよりも、どのショップ・指導員を選ぶかのほうが大事だよ!」と言ってくれるショップを強くおすすめします。

SNSIはその教育カリキュラムやシステムから、ダイバーのことを一番に考え、高品質な講習を提供することに熱心な指導団体と言えるでしょう。それがショップの教育方針と合致しているショップや指導員が、いち早くSNSIを日本で導入しているのではないでしょうか。

SNSIでライセンスを取得することは、他の指導団体よりもハードルが高いかもしれません。だからこそライセンス取得直後から、自分の力で安全に潜れるダイバーに近づくことができ、海の本当の楽しさを味わえる本物のダイバーへと成長できるのでしょう。

【もっと知りたい!続けて読む】

ダイビングライセンスを取得する方法や費用・日数

ダイビングライセンス取得までの日数や費用の目安、どこの指導団体で取得した方がいいのかなど、ダイビングライセンスを取得しようと考えている人の疑問を詳しく解説。 ...

この記事を書いた人

アバター
723

SNSIダイブガイド。2018年中にインストラクター予定。 鹿児島の離島、徳之島で晴れの日はクジラとカメを追い、雨の日はWebコンサルティングを行う。

Magazine人気記事

タグ

この記事を書いた人

アバター
723

SNSIダイブガイド。2018年中にインストラクター予定。 鹿児島の離島、徳之島で晴れの日はクジラとカメを追い、雨の日はWebコンサルティングを行う。