この記事の目次

体験ダイビングとは

体験ダイビングは、ダイビングインストラクターから簡単なレクチャーを受けてから行うスキューバダイビングの体験ツアーです。
すぐに浮上ができる浅い場所で潜る、インストラクターと手を繋いでダイビングを行うなどの海の中での行動制限はありますが、手軽に海中世界を体験する事ができます。
これから本格的にスキューバダイビングを始めようか迷っている方は、一度参加してみてはいかがでしょうか。

体験ダイビングとファンダイビングの違い

ダイビングライセンス(Cカード)の保有者が参加する遊びのダイビングを「ファンダイビング」と言います。
体験ダイビングとファンダイビングがどう違うのか詳しく解説します。

体験ダイビング ファンダイビング
参加できる人 健康な方であれば誰でも参加可能 ダイビングライセンス(Cカード)保有者のみ
潜る水深 5m~10m 18m~39m
1回のダイビング時間 20分前後 30分~60分
1日のダイビング回数 1回~2回 2回以上
海中での行動制限 あり
(インストラクターと手を繋いで潜るなど)
なし
(ガイドやバディから見える範囲で行動)
器材の準備や片付け インストラクターにおまかせ 自分で準備・片付け

【1日の流れ】伊豆で体験ダイビングツアーに参加してみました!

今回はグランパスダイビングスクールが開催する「西伊豆:平沢」での体験ダイビングツアーに参加。体験ダイビングの1日の流れをご紹介します。

今回の体験ダイビングには二人の女性にご参加頂きました。お二人とも小学生のお子様がいる主婦の方で、もちろんダイビング経験はありません。

【今回の撮影/同行者】井上憲作
2017年5月にダイビングライセンス(Cカード)取得。今回はお二人にダイビングを楽しんでもらってライセンスを取ってもらう事が裏目標。

取材協力
グランパスダイビングスクール(片瀬江ノ島)
創業28年のダイビングスクール。経験豊富なインストラクターが、体験ダイビング/ダイビングライセンス(Cカード)取得コースを指導しています。

1.【7:30】お店で申込書を記入、体調確認や注意点などの説明

体験ダイビングの申込書に記入したら、担当するインストラクターが参加者の当日の体調確認や注意事項などを説明します。
当日の体調や耳抜きがきちんとできるかなど「不安に感じている事」があれば、インストラクターにしっかり聞いておきましょう。

2.【8:00】お店の車で現地に移動

今回の体験ダイビングで潜るポイントの西伊豆の平沢までは車で約2時間程度。途中で休憩を何度か挟みながら向かいます。
車中ではダイビングの話題だけでなく、お子さんの話題など終始リラックスムード。インストラクターも積極的に話しかけてくれますので、お一人での参加でも安心できると思います。

3.【10:00】現地に到着。まずは水着・ウェットスーツに着替え

ダイビングポイントに到着したら、まずは水着に着替えてウェットスーツを腰まで着た状態にします。
スキューバダイビングでは「保温」「けが防止」の観点から、ウェットスーツなどを着用しますが、ウェットスーツを着る時のコツはインストラクターがきちんと教えてくれますので初めて着る方もご安心を。

4.【10:20】ブリーフィング

着替え終わったら、ブリーフィング。
実際に体験ダイビングで使う器材を目の前において、簡単な器材の使い方やマスクに水が入った時の対処、ダイビング中の注意点などをインストラクターが説明していきます。

マスクを装着したうえでレギュレーターをくわえて、ダイビングの呼吸法を練習します。
耳抜きの方法や耳が抜けない時の対処方法などを説明。耳抜きの動作を陸上で練習します。
水中では話せないので、簡単なハンドシグナルも覚えます。

5.【11:00】水に慣れるためのシュノーケル

まずはスキューバダイビングの器材を背負わずに、水に慣れるためのシュノーケル。
フィンとマスクを装着して、水面を軽く泳いだり少し水中に潜ったりして、水慣れをしておきます。

6.【12:00】体験ダイビング開始!

いよいよ、スキューバダイビングの器材を背負って体験ダイビング開始!
今回のダイビング地「平沢」にはロープがあるため、ロープに掴まりながらゆっくりと水中に入っていきます。
途中までインストラクターが手を繋いで水中を進んでいきますが、慣れてきたら一人でのスイムにもチャレンジ!

インストラクターがこまめに状況を確認しながら、ロープを使ってゆっくりと海中に入っていきます。
なかなか水中で姿勢を保つのは難しいもの。インストラクターがしっかりとサポートしてくれます。
体験ダイビング中に何か発見したようです。浅い場所でもたくさんの生物と出会えます。
海の中で遊ぶ時間は20分くらいなので、あっという間に終わってしまうかもしれません。
体験ダイビングでスキューバダイビングが楽しみを知ったら、ダイビングライセンスを取得してもっともっといろんな海でダイビングしましょう!

7.【13:30】伊豆の魚料理を堪能!

体験ダイビングが終わったら、伊豆の魚料理でランチタイム。
肉厚でふわっふわなアジフライや、まるごとパリッパリのカサゴの天ぷらなど、海の幸を堪能!

体験ダイビングを終えて…

最初は耳抜きが上手くできなくてちょっと焦りましたが、耳が抜けたかな?と思ってからはめっちゃ楽しかったです。
気づいたら魚を追いかけていました(笑)
楽しかったんですが…ダイビング器材はとにかく重かったです。
ダイビング器材は20kg前後でかなり重いですが、70代の女性の方でもダイビングをしている方がいますから「慣れ」の部分もあるかなと思いますよ。
正直言って「耳抜きが不安」って仰っていたんでちょっと不安だったんですが、後半はかなり楽しんでくれているようで良かったです。

私もダイビング器材を背負った時に「重っ!」って思いました。
途中で足がつっちゃったんですが、楽しめたんで良かったです。
あれ?ダイビングした事があるのかな?っていう感じで全体的にスムーズでしたね。
水分を普段よりも多めに取ると足はつりにくくなりますよ。足がつってしまったのは残念でしたが、楽しんでもらえて良かったです。
取材協力
グランパスダイビングスクール(片瀬江ノ島)
創業28年のダイビングスクール。経験豊富なインストラクターが、体験ダイビング/ダイビングライセンス(Cカード)取得コースを指導しています。

体験ダイビングに行く時の持ち物

体験ダイビングの持ち物は、海水浴に行く時の持ち物とあまり変わりません。

  1. 水着
    水着の上にウェットスーツを着ますので、できるだけシンプルな飾りが付いていない水着がGood。
    男性の場合も裾が短めのシンプルな水着が良いです。
    体形が気になる方や日焼けが心配な方は、水着とウェットスーツの間にラッシュガードを着てもOKです。ラッシュガードは金具が付いていないシャツタイプを持っていきましょう。
  2. タオル
    バスタオルの他にも、フェイスタオルを何枚か用意しておくと便利です。
  3. シャンプー・リンス
  4. ビーチサンダル
    着替える時などにあると便利です。
  5. 日焼け止め
  6. スポーツドリンク
    熱中症のほか、足がつってしまう事を予防する意味でも少し多めの水分を用意しておくと良いです。
  7. 濡れても良い上着
    体験ダイビングの季節や天候などにもよりますが、風が吹くと少し肌寒く感じるかもしれません。寒がりという人は用意しておくと安心です。
  8. 酔い止め
    水面で浮かんでいるだけでも波で酔ってしまう方もいます。車酔い・船酔いする方は念のため準備しておきましょう。

体験ダイビングのよくある質問

Q:泳ぎに自信がありませんが大丈夫ですか?

泳ぎに自信がなくても、顔を水につけるのが怖いというわけでなければ大丈夫です!
ダイビングではレギュレーターを使って呼吸をするので、水泳の息継ぎをする必要はありませんし、フィンを履いているので泳げなくてもちゃんと前に進みます。
緊急時には浮力を調整するBCで水面に浮かんで待機する事も可能です。

Q:コンタクトレンズを付けたままで大丈夫ですか?

コンタクトレンズをしたままダイビングは可能ですが、マスクに水が入ってコンタクトがずれたり外れたりといった時、万一パニックに陥ってしまうと危険。
視力が良くない方は「度の入ったマスク」を使った方が安全ですので、度入りマスクのレンタルがあるかどうか確認してみましょう。

Q:生理中でも体験ダイビングができますか?

生理中でもダイビングは可能です。
ただ生理痛がひどくて薬を服用している場合や、感情が不安定になってしまっているような場合は避けた方が良いかもしれません。

Q:体験ダイビングの年齢制限はありますか?

10歳以上で健康で当日の体調が良ければ体験ダイビングに参加できますが、ショップによって年齢制限を設けている事もありますので事前確認が必要です。
未成年なら保護者の同行や同意書が必要な場合が多く、45歳以上は健康診断書が必要といった場合もあります。

Q:体験ダイビングの前後で飛行機に乗っても大丈夫ですか?

体験ダイビング前に飛行機に乗るのは問題ありませんが、体験ダイビングの直後に飛行機に乗るのはダメです。
体験ダイビングが終わってから12時間~24時間の間隔をあける必要があります。

これは「減圧症」という障害が発生するリスクを下げるために絶対に守る必要のあるルールです。
減圧症にかかってしまうと「頭痛」や「手足のしびれと」いった症状があらわれ、治療が遅れると重い後遺症が残る可能性もあります。

この記事を書いた人

  • 井上 憲作
    SNSIダイブガイドを2018年7月に取得。 海より山が好きと公言していたが、2017年ダイビングと出会い「どハマり」し、すっかり海好きになりました(笑)
© sis All Rights Reserved.